こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
本日は時代武具コレクションの整理のご依頼で、東京都品川区に出張してきました。鉄地六十二間の筋兜は前立てが欠損しておりましたが、比較的良い状態でしたので、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
【筋兜(すじかぶと)について】
筋兜は、南北朝から室町時代に用いられた兜の一形式です。
縦に細長い薄い鉄板を縦に順々に重ね並べ、それを小さい鋲で留め、鋲頭を平らに叩きつぶし、鉄板の重ね目(筋)だけを見せた兜で、鉄板の数により何間の兜と呼び、本作は六十二の鉄板数から六十二間となります。
日本の兜は、武家政権の誕生した鎌倉時代に大きく発展したといわれ、鎌倉中期頃には政情の安定化もあり甲冑も華やかさが増しました。兜鉢とともに天辺の座や立物の彫り金物も精巧につくられ、兜の前立物は大きさを増していきます。その後、室町時代、戦国・安土桃山時代、江戸時代を経てさまざまなバリエーションが生まれます。とくに戦国・安土桃山時代には、武将の威厳を示すための「変り兜」が数多く登場しました。現在では、前立物だけでも龍、獅子、日、月、扇など種類は豊富です。
五宝堂では甲冑をはじめ様々な骨董品を扱っております。
古い昔の鎧や兜、立物、小具足、羽織、一式揃っている当世具足はもちろん、兜のみ、小具足のみ、面頬のみなどでもお買取させて頂きます。
甲冑のご売却をお考えでしたらぜひ五宝堂をご用命ください。
時代物の1点物から現代甲冑まで幅広くお取り扱いしております。
大量にあってもお任せ下さい。
家屋解体前の整理、蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。