【加藤光右衛門(かとうこうえもん)について】
名工・加藤十右衛門(かとうじゅうえもん)の次男で、美濃焼の名手として晩年まで作陶生活を続けた作家です。
造形力だけでなく、伝統を重んじる精神も高く評価されました。
兄に芳右衛門(よしえもん)、弟に弥右衛門(やえもんがおり)、加藤三兄弟としても有名な陶芸家です。
【鵬雲斎(ほううんさい)について】
大正12年、京都府生まれ。
鵬雲斎(ほううんさい)とは、茶道家元裏千家の十五代目です。道号は、汎叟宗室(はんそうそうしつ)で、2002年に長男・玄黙宗室へ家元を継承し、千玄室と称する。
茶人としての活躍だけでなく、茶道の普及を積極的におこなった人物でもあり、とくに海外への茶道普及に、大きく貢献しました。その活動の裏には、父である十四代裏千家家元・千宗室の影響があったと言われています。
【茶入の査定ポイント】
茶入の評価や買取査定では次のようなポイントが重要です。
・保存状態は良好か(欠けやヒビがないかどうか)
・作者の銘はあるか
お茶道具には作った作家の銘や花押が入ります。
有名な作家ほど評価は高く高価な査定ができます。
無銘のものでも時代が古いものは評価が高いです。
・本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
・共箱や共布といった付属品が揃っているかどうか(表千家、裏千家家元による書付があるかどうか)
家元の表千家、裏千家などが桐箱に作品名を入れたものがあります。
これを書き付け箱と言います。
お茶道具は箱がとても大切な評価ポイントとなります。
これらによって、茶道具の評価や買取査定は大きく変わります。
美濃古釜の研究者としても造詣が深い加藤光右衛門の作品は、その古器の良さを活かした作風が見る者の心を惹きつけてやみません。志野の名手と呼ばれた父の伝統を受け継いだ作品は美術的価値も高いため、ぜひ一度買取査定を検討されてみると良いでしょう。
現在、五宝堂では東海地方(愛知県、岐阜県、三重県)、近畿地方(京都、大阪、兵庫、奈良、滋賀)への出張を強化しております。
茶道具をはじめ、骨董・古美術品、掛軸、屏風、書道具、絵画、仏像など、ジャンル問わずお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。