【西村道也(にしむら どうや)について】
京都三条釜座に住し、表千家六世原叟(1678~1730)の頃に活躍した釜師です。
西村道也は、西村家三代とされています。
西村家の中でも一番多作で共箱も多く、折紙、極め書もあります。
官休庵二代の文叔宗守の門下としても知られており、著作も多いです。その中には、「釜師之由緒」や「名物釜記」などがあります。
【茶釜を高く売るポイント】
茶釜は茶の湯釜とも呼び、主に鉄で作られた湯を沸かす釜の事で、その種類は様々。
大別すると、鎌倉時代から室町時代にかけて作られた「芦屋釜」と「天命釜(天明釜)」、それ以降に作られた利休の時代を代表とする「京釜」に分別され、現存する茶釜の大半がこの京釜に当たります。
・状態が良いかどうか
茶道具に関しては欠けや傷などが大敵です。
ヒビ割れや変色、汚れなどが見られる場合は、減額となることが多いです。
・古い時代に作られたかどうか
茶釜の中でも、古い時代に作られたものは残存数が少ないため、希少価値が高くなります。
・有名作家の作品かどうか
有名な茶釜作家には、大西清右衛・庄司儀兵衛・中川浄益・和田美之助、
人間国宝に認定されている茶釜作家には、角谷一圭・長野垤志(ながのてつし)・高橋敬典など
・付属品があるかどうか
古い釜に関しては付属品が無くても問題がないケースが多いです。
しかしながら、日本の茶道具は共箱(ともばこ)と呼ばれる、作家のサインとタイトルが記載された箱が必要となります。無いだけで価値が下がるため、売却時には用意しておきましょう。
2025年現在、茶釜のニーズは、常に一律というわけではありません。
需要の有無に応じて、買取相場の価格も変化しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
五宝堂ではコレクションの茶道具の整理や譲り受けて価値が知りたいなど、いろんなご相談に対応しております。
茶道具のご売却をお考えでしたらぜひ五宝堂をご用命ください。
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