


作家名 | 圓鍔勝三 |
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作品名 | |
買取品目 | 彫刻・ブロンズ |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 東京都立川市 |
買取参考価格
120,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
【圓鍔勝三(えんつば かつぞう)について】
圓鍔勝三は、昭和から平成にかけて活躍した彫刻家です。
1905年に広島県御調郡河内村(現在の尾道市御調町)で産声を上げた勝三は、同地の尋常高等小学校を卒業した後、彫刻家を志して京都に向かい、そこで石割秀光の内弟子として木彫を学びます。
日本美術学校を卒業してからは、澤田政廣に師事して彫刻家としての腕にさらに磨きをかけます。
木彫作品が有名な圓鍔勝三ですが、ブロンズや銅板、ステンレスなども素材として用いて木と融合させた新たな彫刻芸術を制作するなど世間に新たな芸術の可能性を提唱しました。勝三のモチーフは様々であり、東京都大田区の「池上本門寺」にある木彫「仁王像」やキツネや馬などの動物を表現した作品も見られます。38歳のときには、中村直人、古賀忠雄、木下繁氏等と4人で北海道の炭鉱推進隊員として激励彫刻を制作しました。
圓鍔勝三の作品は帝展に初入選してから様々な賞を受賞しており、特に戦後から高く評価されるようになり、ブロンズ作品が中心となっていきました。
古典的な彫塑の要素を離れ、デフォルメを強調した作品など、常に新しい表現を模索し、晩年まで創作意欲が枯れる事はなく、精力的に作家活動を行いました。
そのため、勲三等瑞宝章、文化勲章などの受賞、広島県名誉県民、川崎市名誉市民になるなど戦後の日本彫刻界を代表する作家として広く知られています。
【略歴】
1905年 広島に生まれる
1921年 彫刻師・石割秀光先生の内弟子となる
1928年 日本美術学校 入学
1932年 日本美術学校 卒業
1950年 多摩美術短期大学教授
1953年 多摩美術大学教授
1962年 日展評議員
1965年 第8回日展に「旅情」を出品 文部大臣賞
1966年 日本芸術院賞
1968年 日本美術家連盟委員
日本彫塑家協会委員長
1971年 日展評議員
紺綬褒章
1976年 勲三等瑞宝章
1980年 日本彫刻会理事長
神奈川県文化賞
1981年 日展顧問
1988年 文化勲章
2003年 死去
【圓鍔勝三の作品の買取相場について】
圓鍔勝三は、美術館などに展示されている著名なもの以外にも数多くの彫刻作品を手掛けていたため、その一部が買取市場において取引されるケースがあります。買取価格の水準は、作品の内容やサイズ、状態などによって異なるため、一概にいくらと言うことは難しく、数万円から10万円以上の値段が付くものまで様々です。
五宝堂では骨董品・美術品を中心に幅広いお買取品種を取り扱っておりますので、
経験と知識が豊富な査定士の確かな目利きで価値ある品を見極め、ご評価致します。
作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、
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