
| 作家名 | 雲林院寶山 造 |
|---|---|
| 作品名 | 饕餮紋 涼爐 |
| 買取品目 | 煎茶道具 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| ご依頼地域 | 栃木県佐野市 |
買取参考価格
20,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
【雲林院寶山(うんりんいん ほうざん)について】
雲林院寶山とは室町時代後期から代々続く粟田焼(京焼)の名家・雲林院家の通名です。
朝廷や幕府の御用窯として粟田焼の中心的役割を担いました。
当代で二十代目となっております。
京都の焼物は、桃山時代から徳川初期に東山の山麓の北から南にかけて粟田焼・八坂焼・清水焼・音羽焼など多くの窯が築かれていきました。中でも東海道の京の入り口に当たり、三条大橋手前交通の要所である粟田地区は、門跡寺院青蓮院の領地で徳川期陶業者の数も最も多く、長く栄えた所です。
茶花道具を主として一筋に陶磁器の製作に携わっております。
【涼炉(りょうろ)について】
涼炉は煎茶独特の道具で、一般的には焜炉(コンロ)と置き換えて考えると分かり易いかと思います。
涼炉の殆どは素焼きでつくられていますが、銀や銅などの金属製の物や朱泥や磁器の物もあり、磁器の物に染付や色絵を施したものもあります。
形は円筒形の涼炉、四角柱や六角柱などの形をした物もあり、季節や煎茶席で使われる点前によって選ばれます。
骨董品としての涼炉は、製作された時代、使用された素材、製作者の技術、保存状態によって価値が決まります。
【煎茶道具の査定ポイント】
査定を依頼する際に最も重要なのは、「誰に見てもらうか」です。
一般的なリサイクルショップでは、急須、茶碗、茶入、茶托、茶杓、香炉など様々な種類がある煎茶道具を正確に評価することは困難です。
選ぶべきは、煎茶道具を専門に扱う業者です。
これらの業者は、作家ごとの市場動向や、共箱・箱書きの真贋を見分けるノウハウを持っています。
特に「煎茶道具の取扱実績」があるかどうかは、信頼性を測るひとつの指標になります。
煎茶道具には骨董品買取市場で人気の高いアイテムもあり、ものによっては高く買取される可能性もあります。
査定ポイント①
煎茶道は抹茶道に比べて歴史が新しく、芸道としての発展も遅かったため、江戸時代には日本製の煎茶道具は多くありませんでした。
そのため、煎茶の歴史の初期には、中国で焼かれた「唐物」や朝鮮半島で焼かれた「高麗物」の煎茶道具が主流でした。
有名な唐物・高麗物で、古い時代に作られた煎茶道具は希少価値が高く、骨董品買取市場でも高く買取されやすい傾向があります。
査定ポイント②
煎茶道具は大きく分けて、お稽古用と正式なお茶会用の2つがあります。
お稽古用は大量生産された安価な品物が多く、買取に出してもそれほど高い価値はつかないものが多いでしょう。
反対に、正式なお茶会用の煎茶道具には有名作家が手掛けた1点物など、骨董品価値が高いものも多くあります。
査定ポイント③
煎茶道具には、急須や茶碗など様々な種類があります。
種類に関わらず人間国宝や伝統工芸品に認定されている作家が手掛けたもの、煎茶道の家元が職人に依頼して誂えたものなどは買取市場でも人気が高く、高価買取されやすいと言えるでしょう。
査定ポイント④
キズの有無
磁器や陶器には先天的に焼いた時にニュウというキズが入っているものや、後天的に当たったりして欠けたりキズになったものがあります。
これらがあるとマイナスポイントとなります。
ダメージなく完品に近いほど評価は高くなります。
五宝堂では煎茶道具をはじめ、骨董品・古美術品を中心に幅広いお買取品種を取り扱っております。
経験と知識が豊富な査定士の確かな目利きで価値ある品を見極め、ご評価致します。
作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。










