
| 作家名 | 河井寛次郎 |
|---|---|
| 作品名 | 流掛青釉鉢 |
| 買取品目 | 茶道具 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| ご依頼地域 | 福島県郡山市 |
買取参考価格
50,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
【河井寛次郎(かわい かんじろう)について】
正没:1890年(明治23)〜1966年(昭和41)76才没。
島根県出身の大正~昭和時代に活躍した日本の陶芸家です。
作陶生活の中で劇的に作風を変化させていった陶芸家として知られ、生涯に制作した作品の数は膨大で、銘の入っていない作品も多数存在します。
大工の家に生まれた河井寛次郎は、東京高等工業学校窯業科に入学し、来日していたバーナード・リーチの新作展を見て感銘を受け、本格的に陶芸家への道を志すようになります。
後にバーナード・リーチの窯を訪れ、影響を受けています。
卒業後は京都市立陶磁器試験所に入所し、濱田庄司とともに1万種以上の釉薬の研究や、中国陶磁など過去の陶磁の模倣や研究を行い作品に反映するようになったのが初期の頃の作品となります。
5代・清水六兵衛の技術的顧問をつとめていた事もあり、京都・五条坂にあった5代・清水六兵衛の窯を譲り受け「鐘渓窯」と名付け、陶芸家として独立を果たします。
濱田庄司との交流も深まると柳宗悦とも交流するようになり作品に変化が見られるようになります。
濱田庄司は民藝活動の第一人者として知られ、用の美を追求した作品を追求した陶芸家でした。
そのため河井寛次郎の作品も人気を博した中国古陶磁のスタイルを捨て、重厚で変化に富んだ器形で躍動感あふれる文様に特色を持つ、素朴で味わい深い用の美を追求した実用性の高い作品を展開するようになります。
また、この頃から作品に銘を入れる事がなくなりました。
文化勲章の授与、重要無形文化財の認定、日本芸術院会員推挙など陶芸家として名誉な事を受ける立場にありましたが、全てを辞退しており、自らの納得する陶芸活動を貫き通した陶芸家として現世にまで語り継がれています。
【河井寛次郎の査定ポイント】
河井寛次郎の作品は年代、意匠、種類、状態、箱等の様々な要因で、買取相場価格は大きく違います。
黒褐釉、鉄絵、辰砂、染付などを用いた重厚な日常器皿から、筒描、色釉打薬などの技法を駆使した個性豊かな名品まで制作しており、高く評価されています。
五宝堂では以下の査定ポイントに基づいて買取価格を決定いたしますので、
ご参照ください。
簡単に作られた作品から時間をかけた力作、またデザインや種類により買取価格は大きく変わります。
河井寛次郎の場合も、若年 に作られた作品よりも、独自の境地を築いた晩年の作品かどうかが重要な査定ポイントになります。
・桐箱(共箱)に入っているかどうか
河井寛次郎の作品の場合は、購入された時から入っている箱(共箱)は大切な箱で、共箱には河井寛次郎の自筆のサインと 落款 が押されています。
共箱は、保証書も兼ねており、有る・無しで、買取価格は大きく変動します。
・状態が良いかどうか
状態が良いに越したことはありませんが、汚れや傷みがある場合でも、現状のまま拝見させてください。
また、査定を依頼する際に最も重要なのは、「誰に見てもらうか」です。
一般的なリサイクルショップでは、河井寛次郎など、様々な種類がある現代陶芸作品を正確に評価することは困難です。
選ぶべきは、骨董・美術品を専門に扱う業者です。
これらの業者は、作家ごとの市場動向や、共箱・箱書きの真贋を見分けるノウハウを持っています。
特に「現代陶芸の取扱実績」があるかどうかは、信頼性を測るひとつの指標になります。
五宝堂では骨董品・古美術品を中心に幅広いお買取品種を取り扱っております。
経験と知識が豊富な査定士の確かな目利きで価値ある品を見極め、ご評価致します。
作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。










