【諏訪蘇山(すわ そざん)について】
諏訪蘇山は、青磁、白磁、彩磁など 釉薬 の研究を深め、中国の砧青磁の写しを得意としました。
初代 諏訪蘇山は、朝鮮李王家の高麗窯の再興に尽力し、大正6年 帝室技芸員 となります。
やはり諏訪蘇山の 青磁 の作品は人気で、なかでも代々作の茶陶や香炉は好評です。
特に銀火屋の付いた香炉は、最近アジアのお客様に特別人気があります。
現在では4代目、母は 千家十職 の十二代中村宗哲、襲名 は2002年で女性の 陶芸家 です。
【略歴】
1851年 初代蘇山、加賀藩士の子として生まれる。
1887年 蘇山と号する。
1906年 独立し蘇山窯を開窯。
1917年 帝室技芸員に就任。
1922年 2代目蘇山が襲名。
1970年 3代蘇山が襲名。同年4代蘇山となる三女 公紀が誕生。
2002年 4代蘇山が襲名。
【香炉の査定ポイント】
香炉はお香を焚くための仏具にはじまり、やがて茶道具としても使われるようになりました。
最近は趣味としてお香を楽しむ人も増え、その種類にはさまざまなバリエーションがみられます。
査定ポイントの例として、主に以下の5つがあげられます。
・状態が良いかどうか
・古い年代の物かどうか
・人気作家や有名工房の作品かどうか
・貴重な素材で作られた香炉(翡翠、珊瑚など)かどうか
・蓋、火屋(ホヤ)、箱など付属品の有無
香炉の蓋はその価値を決める重要な要素の一つです。
特に、火屋が純銀で作られているものは、高価な作品と見なされます。
同じ作品であっても、火屋が銀製であったり、著名な作家によるものであると、その付加価値は高まります。
このように様々な要素により査定額は異なります。
また、査定を依頼する際に最も重要なのは、「誰に見てもらうか」です。
一般的なリサイクルショップでは、香炉など、様々な種類がある茶道具を正確に評価することは困難です。
選ぶべきは、骨董・美術品を専門に扱う業者です。
これらの業者は、作家ごとの市場動向や、真贋を見分けるノウハウを持っています。
特に「茶道具の取り扱い実績」があるかどうかは、信頼性を測るひとつの指標になります。
五宝堂では、茶道具に精通した経験豊富な鑑定士が在籍しておりますので、確かな目利きで価値ある品を見極め、ご評価いたします。
作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。