
| 作家名 | 奥村吉兵衛 |
|---|---|
| 作品名 | 渦腰風炉先屏風 |
| 買取品目 | 茶道具 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| ご依頼地域 | 東京都練馬区 |
買取参考価格
65,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
【奥村吉兵衛(おくむらきちべえ)について】
奥村吉兵衛は千家十職の一人で、布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛軸、屏風、襖、額などを仕立てる職人です。
初代は1618年からではじまり、当代は12代目となります。
千家十職とは、千家の流れを汲む茶の湯の道具を、代々にわたって制作する人たちを「職家」と呼びます。
その十職の人たちは、奥村吉兵衛(表具師)、黒田正玄(竹細工・柄杓師)、土田友湖(袋師)、永樂善五郎(土風炉・焼物師)、樂吉左衞門(茶碗師)、大西清右衛門(釜師)、飛来一閑(一閑張細工師)、中村宗哲(塗師)、中川淨益(金もの師)、駒澤利斎(指物師)の十人の職家です。
この「千家十職」という呼び名は、大正時代に入り、茶道界の復興と茶道具制作の需要が飛躍的に増えたころ、百貨店での展覧会の呼称としてはじめて用いられ、こんにちまで流布したものです。
茶の湯の世界では、今日でも「職家」と呼んでいます。
【略歴】
1618年 初代奥村吉兵衛
京に上り母の表具師としての仕事を始める
1633年 2代 奥村吉兵衛
表千家6代・覚々斎の取りなしで紀州徳川家御用達、また表千家御用達となる。
1804年 八代 吉兵衛
歴代の中で「表具の達人」と言われるほどの腕前。
1934年~ 12代 奥村吉兵衛
当代
【風炉先屏風の査定ポイント】
茶室の一隅に立てられる「風炉先屏風」。
これは茶道具を保護するための道具で、茶を点てる亭主を引き立てる名脇役的存在でもあります。
風炉先屏風のつくりを見ていくと、茶器隠しのための道具とは思えないほど意匠が凝っており、製法にもこだわりが見られます。多くの有名な屏風職人や茶器の作家が手がけているところを見ても、美術品としての価値の高さが分かるというものです。
査定ポイントの例として、主に以下の4つがあげられます。
・状態が良いかどうか
・奥村吉兵衛や家元宗匠などの作品かどうか
・作品に対する需要があるかどうか
・共箱、書付箱など付属品の有無
風炉先屏風は、茶道で用いられる特別な屏風であり、通常の屏風とは異なる点がいくつかあります。
まず、普通の屏風は、空間を仕切るために使用されることが多く、高さも150cm以上のものが一般的です。
一方、風炉先屏風は茶室の調和を重視し、低めに作られています。
また、普通の屏風は空間を仕切る目的以外に装飾用としても用いられるため、金箔など華やかな装飾や屏風絵が描かれることが多いですが、風炉先屏風は、茶道具を引き立てるために、シンプルで上品なデザインであることが多いのが特徴です。
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