【鈴木盛久(すずき もりひさ)について】
岩手県出身の昭和~平成時代に活躍する日本の鋳金家です。
南部鉄器の産地である岩手県は、川砂・粘土・漆・木炭など鋳物に必要な材料が豊富なことから、奥州藤原氏の時代から鋳物が行われ刀剣や香炉、釜などが作られてきました。
南部鉄器は、伝統的工芸品第一号の指定を受け、江戸初期に誕生してから400年近い歴史をもつ岩手県盛岡市周辺でつくられている工芸品です。
創業1625年の盛岡にある鈴木盛久工房の15代目として襲名し、鈴木盛久工房初の女性当主としても注目を浴びています。
代々受け継がれた南部鉄器の技法をベースに、細やかな肌合いを持った端正で洗練された器体に女性ならではの繊細優美なデザインが特徴で、独自の作風を築き上げました。
鉄瓶をはじめ、釜、銚子、花卉、小物などを制作し、多くの茶人たちを魅了し続けています。
【鉄瓶の査定ポイント】
南部鉄器や鉄瓶などのお買取りでは作家や作品の出来によって大きくお買取り価格が変わってきます。
また、古くしまいっぱなしになっていた鉄瓶などでも骨董品としての思わぬ価値がある場合もございますので、どんなもの鉄瓶でもお気軽にご相談下さい。
査定ポイントの例として、主に以下の4つがあげられます。
・状態が良いかどうか
・龍文堂、龍文堂など有名工房のものや作家名があるかどうか
・作品に対する需要があるかどうか
・共箱、書付箱など付属品の有無
南部鉄器などの鉄瓶では、高価であればあるほどしっかりした共箱と呼ばれる保管箱にしまわれております。
高価な鉄瓶や有名作家さんの鉄瓶の買取の際は、共箱の有無で査定額が変わって来てしまいますので、必ず一緒に保管の上、お売りの際は共にお出し頂くことをオススメ致します。
このように様々な要素により査定額は異なります。
また、査定を依頼する際に最も重要なのは、「誰に見てもらうか」です。
一般的なリサイクルショップでは、鉄瓶など、様々な種類がある煎茶道具を正確に評価することは困難です。
選ぶべきは、骨董・美術品を専門に扱う業者です。
これらの業者は、作家ごとの市場動向や、真贋を見分けるノウハウを持っています。
特に「煎茶道具の取り扱い実績」があるかどうかは、信頼性を測るひとつの指標になります。
五宝堂では、煎茶道具に精通した経験豊富な鑑定士が在籍しておりますので、確かな目利きで価値ある品を見極め、ご評価いたします。
作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。