
| 作家名 | |
|---|---|
| 作品名 | 鉄斎翁書畫寶墨 特大 518g |
| 買取品目 | 書道具 |
| 買取方法 | 出張買取 |
| ご依頼地域 | 東京都八王子市 |
買取参考価格
12,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
【鉄斎翁書畫寶墨(てっさいおうしょがほうぼく)について】
鐵齋翁書畫寶墨(鉄斎翁書画宝墨)は、1912年頃、文人画家で儒学者の富岡鉄斎の求めに応じて、上海の曹素功堯千(ぎょうせん)で作られた墨です。
曹素功堯千は、清代のはじめ中国安徽省歙県で墨づくりを始めた「曹素功」が6代目にして堯千、徳酬、引泉の三家に分かれたうちの一つです。堯千氏は蘇州に進出し、九世(9代目)端友のころには上海に出店するようになったようです。十一世の曹裕衡(字は麟伯)は清末期の人で、幼いころから書や彫刻を学び、墨型を作る超絶的な技術を持っていたそうです。彼は自分の製品の銘に「徽歙曹素功」「曹素功製」などとしか記さなかったので、しばしば乾隆帝の時代の名墨に間違われることもあるほどだそうです。
【富岡鉄斎(とみおか てっさい)について】
富岡鉄斎は1836年に京都で僧尼の着る法衣を作る商家に生まれ、幼少期の頃から勉学に励み、漢学・国学・儒学・中国古典など幅広い教養を身につけていました。
出家後に出会った女流歌人・太田垣蓮月の書生となり、人格形成に大きな影響を受けたようです。
鉄斎は18歳の頃から中国の南宗画を小田海僊(おだ かいせん)に、大和絵を宇喜多一蕙(うきた いっけい)らに学び、流派問わず広くを手本として独自の画風を開きました。
文人画にさまざまな絵画様式を加えて、中国古典を題材に、掛け軸や屏風など生涯で2万点以上の作品を制作しました。
鉄斎は80歳を過ぎても創作意欲をふくらませて、理想郷ばかりでなく中国の古典、日本の神話や寓話に基づいた作品を多く残し、89歳で亡くなりました。
【書道具・習字用品の査定ポイント】
書道具には筆、墨、硯、硯箱、紙、水滴、文鎮、下敷きなどが存在します。
特に最近の中国美術品人気の高まりで、古い中国の墨、硯といったものには驚く程の高値がつくことも珍しくありません。
査定ポイントの例として、主に以下の4つがあげられます。
・状態が良いかどうか
・作者と時代性
・希少性など、作品に対する需要があるかどうか
・共箱など付属品の有無
書道具・習字用品には多くの種類があり、買取価格や査定額も時代性、作家性で大変上下する専門的な分野になります。
また、査定を依頼する際に最も重要なのは、「誰に見てもらうか」です。
一般的なリサイクルショップでは、様々な種類がある書道用品を正確に評価することは困難です。
選ぶべきは、骨董・美術品を専門に扱う業者です。
これらの業者は、作家ごとの市場動向や、真贋を見分けるノウハウを持っています。
特に「墨や硯、画仙紙の取り扱い実績」があるかどうかは、信頼性を測るひとつの指標になります。
五宝堂では、硯・墨・筆・画仙紙などの書道具を専門にお取り扱いしておりますので、作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。










