本日は、東京都品川区北品川へ出張買取。
遺品整理にともないお声かけいただきました。故人様が大切にされてましたブロンズ彫刻作品、三味線などの和楽器や骨董品など、多数ございましたので、それぞれ丁寧に評価させていただき、お客様にご満足いただける金額にてすべてお引き受けさせていただきました。
本日お売りいただきましたのは、和宗総本山四天王寺創建1400年の記念として四天王寺の監修のもと、高村家に正式に許可を受け1000体のみ作られた原型 高村光雲 謹作の聖徳太子御孝養之像。
高村光雲(たかむら こううん)は明治~大正時代に活躍した日本の仏師、彫刻家で、高村東雲に木彫を学び、東雲の姉の養子となりました。仏像や動物をモチーフにした作品を多く手がけております。
明治維新以後は廃仏毀釈運動の影響で、仏師としての仕事はなく、輸出用の象牙彫刻が流行したために木彫も衰え、光雲自身の生活も苦しく、そのような中で光雲は木彫に専念、積極的に西洋美術を学び、衰退しかけていた木彫を写実主義を取り入れることで復活させ、江戸時代までの木彫技術の伝統を近代につなげる重要な役割を果たしました。
明治22(1889)年、日本画と木彫という伝統美術の陣容で開校した東京美術学校(東京芸大)の雇われ、翌年教授となり、以後は多くの万博や国内の博覧会で高賞を受賞しました。
長男の高村光太郎、山崎朝雲、米原雲海、平櫛田中ら多くの俊秀を門下に輩出しました。
五宝堂では木彫やブロンズ彫刻作品の査定を強化しております。彫刻作品だけではなく、三味線、琴、琵琶などの和楽器や書道具、茶道具、煎茶道具など、骨董品や美術品を幅広くお取り扱いしております。作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。