作家名 | 歌川広重・渓斎英泉 |
---|---|
作品名 | 木曽街道六十九次 手摺木版画 |
買取品目 | 版画・リトグラフ |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 東京都台東区元浅草 |
買取参考価格
35,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
お客様の声
遺品整理をしていた時に和楽器や骨董品が出てきたので、五宝堂さんを利用することにしました。専門鑑定士が丁寧に査定と価格提示を行ってくれたのでとてもスムーズに引き取ってもらうことが出来ました。他にも買い取っていただけそうなものがあるので、また利用させていただきます。
五宝堂スタッフより
本日は、東京都台東区元浅草へ出張買取。
遺品整理にともないお声かけいただきました。
故人様の生前のご趣味でありました琴、琵琶などの和楽器、木版画など、多数ございましたので、1点1点、丁寧に対応させていただき、お客様にご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。
本日お売りいただきましたのは、歌川広重・渓斎英泉 木曽街道六十九次の復刻木版画。
江戸時代に五街道と呼ばれた東海道、中山道 、甲州道中、日光道中、奥州道中は江戸・日本橋を起点とする5つの主要街道です。
そのうちの中山道は江戸と京都を結んでおり、美濃国および信濃国を経ていることから「木曽路」「木曽街道」とも呼ばれています。
歌川広重の街道絵の代表作のひとつ「木曽街道六十九次」は 1835~1837 年頃に広重と渓斎英泉によって描かれた浮世絵木版画の連作です。
木曽街道の69宿に出発地の日本橋を加えた70ヵ所、さらに45番目の宿場の中津川は雨の風景と晴天の風景が描かれていることから全71図で構成されています。
なお、雨の風景画は「雨の中津川」と呼ばれ、現存数が少なく貴重な一品とされています。
渓斎英泉は広重とともに江戸時代に活躍した浮世絵師で、文筆家でもあったことから数多くの艶本(好色本)や春画も残しています。
1816年に本文・挿絵を手がけた『櫻曇春朧夜』を発表、その後も『春野薄雪』『閨中紀聞 枕文庫』など人気本を世に送り出し、曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』の挿絵も手がけています。
浮世絵師としては儚げな女性の美人画を描いていましたが独自の妖艶な画風の美人画で人気を博し、英泉の作品は確認されているうちの半数以上が美人画だと言われています。
美人画で一世を風靡した英泉ですが、名所絵でも知られており『木曽街道六十九次』は英泉を絵師として竹内孫八(保永堂)が刊行を始めました。
しかし24図で中断し広重に引き継がれ、版元にも錦樹堂(伊勢屋利兵衛)が加わり、のちに錦樹堂の単独出版となります。
広重が残りの47図を手がけ、全70景71図の完成後、版権は錦橋堂(山田屋庄次郎)へと移ります。
なお広重は手がけた全作品「木曽海道」と表記し、英泉は「木曾街道」「木曾道」「岐阻街道」「支蘇路」などと表記しています。
こうして2人の絵師と、複雑な版元の移行を経て出版され続けた『木曽街道六十九次』ですが、人物画を得意とした英泉と名所絵で人気を博した広重の、
画風の異なる浮世絵師によるこの作品は江戸後期に数多く出版された名所絵・風景画の中でも優れた作品の一つとして称されています。
五宝堂では尺八、篠笛、龍笛、琵琶、三味線、琴、小鼓などの和楽器の取扱いを強化しております。和楽器だけではなく、木版画、リトグラフ、シルクスクリーン書道具など骨董品や美術品なども出張査定させていただきます。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。