作家名 | |
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作品名 | 香炉、ブロンズ置物、純銀茶托、筑前琵琶、津軽三味線など |
買取品目 | 煎茶道具 |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 東京都豊島区 |
買取参考価格
120,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
本日は、東京都豊島区へ出張買取。
解体業者さまからのご連絡で旧家解体前の残置物の査定にお伺いさせていただきました。
茶道具、煎茶道具を中心に、1点1点丁寧に査定させていただき、ご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。
純銀茶托は二代目松栄堂 雅寿作、残念ながら共箱と二客が欠品しておりましたが、評価させていただきました。
五宝堂では、茶道具や煎茶道具の買取を強化しております。お手持ちの作品がございましたら、お気軽にご相談ください。
また、尺八、琵琶、三味線、琴、小鼓などの和楽器や古美術品、骨董品など、幅広く対応させていただきます。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。
香取 正彦(かとり まさひこ)
生没: 1899-1988
平和を願う梵鐘制作で有名な香取正彦は、国の重要無形文化財に認定された鋳金師です。
同じく鋳金師であった香取秀真の長男として東京都に生まれた香取正彦は1916年から3年間は太平画会研究所にて洋画の勉強をしておりました。
1920年に東京美術学校の鋳金科に入学し、鋳金に専念していくようになります。
1925年に卒業後は、1928年の第9回帝展に魚文鋳銅花瓶が初入選し、以後、数々の実績を残していった一方で、戦時下に多くの鐘が金属供出の為に破壊されたことに衝撃を受けたことから1950年より父と共に平和を祈願する梵鐘の制作を始め、1958年には米国サンディエゴ市に贈る「友好の鐘」、1963年比叡山延暦寺阿弥陀堂の梵鐘、1964年池上本門寺の梵鐘、1967年広島原爆記念日使用の「広島平和の鐘」など150鐘を越す鐘を制作しました。
また、1959年にビルマ国へ贈る仏像を制作してビルマへ渡ったのをはじめ、1960年には栄西禅師像、1968年鎌倉瑞泉寺本尊金銅釈迦牟尼仏など仏像、仏具の制作にもあたり、奈良薬師寺薬師三尊、鎌倉大仏などの修理も手がけました。
1977年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、1988年には芸術院会員に選ばれました。
その作風は中国を含む広い古典に学び、伝統にもとづいた端正な形体の中に、モダンなデザイン感覚を活かしたものが特徴的です。
香取 正彦 略歴
1899年 東京都に生まれる。
1925年 東京美術学校鋳金科を卒業する。
1930年 帝展特選となる。
1953年 日本芸術院賞を受賞する。
1956年 日本工芸会理事、金工部会長となる。
1967年 広島原爆記念である「広島平和の鐘」を制作する。
1969年 勲四等旭日小綬章を受賞する。
1977年 「梵鐘」にて重要無形文化財保持者に認定される。
1988年 逝去。