本日は東京都品川区旗の台へ出張してきました。
仕事の関係で中国へよく行かれていた故人様の遺品整理にてお伺いさせていただきました。
中国琵琶や七弦琴などの中国楽器、書道具、書画などや、中国美術品を中心に査定させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
中国琵琶について
中国琵琶は約2000年以上前から存在するといわれる長い歴史を持つ楽器です。
中国語でも日本語の漢字と同じく「琵琶」と書き、発音は「pipa(ピーパ)」となります。
当時は西域と呼ばれていたペルシャの周辺地方からシルクロード
を通って西から東へと移動してきました。
西域からまずインドへ渡り、インドから中国へ4世紀頃に伝えられたと
言われています。
その後、遣隋使や遣唐使と呼ばれた当時の外交使節団の人々によって、
中国から海のシルクロードを渡り日本へも伝わりました。
歴史と共に改良され今の姿となった中国琵琶は、伴奏楽器として進化してきた日本琵琶とは異なり一音一音が強く発音されるのが特徴となります。
七弦琴(しちげんきん)について
七弦琴は、主に中国で製作され、奈良時代に伝来した七弦琴。
古琴と呼ばれ、3000年の歴史がある撥弦楽器で、7本の弦を持ちます。
箏などと違い、琴柱(ことじ)はなく徽(き)と呼ばれる印が13あり、これに従い、左指で弦を押さえて右指で弾きます。
嵯峨天皇や菅原道真、荻生徂徠や浦上玉堂など、平安時代の貴族や江戸時代の儒者や文人などに愛されました。
現在、五宝堂では東海地方(愛知県、岐阜県、三重県)、近畿地方(京都、大阪、兵庫、奈良)への出張を強化しております。
和楽器をはじめ、骨董品、古美術品、中国美術、仏教美術、彫刻作品など、ジャンル問わずお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
骨董品の場合は特に、見た目での価値がわかりにくく、本来の価値を知られることがないまま眠ってしまっているものもございます。
骨董屋ならではの審美眼で、貴重なお品物を一点一点丁寧に査定・評価することを常に心がけています。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。