【この作品について】
この甲冑は昭和に制作されたレプリカの当世具足です。
戦国時代末期に当世具足が出現すると、兜も大きく変化していきました。それまでの星兜、筋兜に前立(まえたて)をつけるといった程度の装飾から、兜の形自体を個性的な形状に変化させた変わり兜が現れ、とくに上級武者たちは戦場での自己顕示のために競ってその意匠をこらすようになっていきました。
兜の形状としては、烏帽子や冠、頭巾の形を模したものや、栄螺(さざえ)や鯰の尾、茄子や瓜などの動植物、お椀や笠などの器物をモチーフとしたものなど多様なものが残されています。
【甲冑の買取相場について】
鎧の買取相場は10,000円~200,000円ほどが一般的な買取相場になります。
高価買取を期待できるのは「戦国武将が身に着けていたもの」また「数百年前につくられた古いもの」もその希少性からプレミア価格がつきやすいです。
【甲冑の査定ポイント】
甲冑を高く売るポイントは、以下の5点になります。
①甲冑師の銘がある
甲冑は、「甲冑師」と呼ばれる職人が製作しています。
明珍(みょうちん)派など、有名な甲冑師の作品は希少価値が高く、コレクターからの需要が高いため、高額査定が期待できます。
②地位の高い武将の甲冑や時代が古い物かどうか
甲冑・鎧兜の価値を大きく左右する要素が製造された年代・時代です。
③兜・鎧具・籠手・脛当など一式そろっている
鎧兜や甲冑を買い取ってもらう場合、一式揃えておくことが大切です。
一部に欠品があると価値が下がってしまいますので、全部揃っているか確認しておくとよいでしょう。
なお、甲冑などを保管する鎧櫃(よろいびつ)をお持ちの方は、合わせて査定に出すことをおすすめします。
④保存状態が良い
冑の査定では、保存状態が非常に重要です。
サビ・ヒビ割れ・破損がある場合は価値が下がってしまうため、適切に保管しておくことが高価買取のポイントになります。
五宝堂では甲冑をはじめ様々な骨董品を扱っております。
古い昔の鎧や兜、立物、小具足、羽織、一式揃っている当世具足はもちろん、兜のみ、小具足のみ、面頬のみなどでもお買取させて頂きます。
甲冑のご売却をお考えでしたらぜひ五宝堂をご用命ください。
時代物の1点物から現代甲冑まで幅広くお取り扱いしております。