【この作品について】
毎日アート出版から限定300部で刊行された復刻木版画になります。
「六十余州名所図会」は、歌川広重(初代)が嘉永6(1853)年から安政3(1856)年にかけて制作した錦絵です。
諸国名所を題材として、「五畿内」「東海道」「東山道」「北陸道」「山陰道」「山陽道」「南海道」「西海道」の68ヶ国に、江戸の「浅草市」を加えた69図と梅素亭玄魚の目録を加えた70図から構成されています。
六十余州とは、日本の律令制に基づいて設置された地方行政区分で、奈良時代から明治時代まで用いられていました。
【初代 歌川広重(うたがわ ろしげ)について】
作画期:文政元(1818)頃~没年
初代 歌川広重(1797~1858)は、江戸時代後期の浮世絵師で、歌川豊広の門人
。号は一遊斎、一立斎。
初期は美人画、武者絵、役者絵などを制作し、天保4年(1833)頃に発表した保永堂版「東海道五拾三次」のシリーズで風景画家としての地位を確立しました。
【別称・通称】
安藤 広重(あんどう ひろしげ) 一遊斎(いちゆうさい) 一幽斎(いちゆうさい) 一立斎(いちりゅうさい) 立斎(りゅうさい)
【浮世絵の査定ポイント】
浮世絵の評価や買取査定では次のようなポイントが重要です。
・有名な絵師の浮世絵
・人気の構図や図柄
・保存状態
・摺の状態がいいもの
これらによって、浮世絵の評価や買取査定は大きく変わります。
浮世絵が高額査定となるには、人気の構図や種類であることも大事なことです。人気の歌舞伎役者や花魁の絵姿を描いた美人画だけでなく、構図が斬新なもの、デザイン性が高い浮世絵は高額査定です。
また、人気の高い浮世絵の種類には、美人画や役者絵(大首絵)、武者絵などだけでなく、名所絵、死絵、張交絵、物語絵、源氏絵、開化絵、錦絵、春画などといった様々な種類の浮世絵もあります。
他にも怪談話の「ばけもの絵」、人気力士の「相撲絵」、花や蝶がモチーフの「花鳥絵」なども人気ですので、絵柄の題材にも注目した査定が行われています。
骨董・古美術品買取専門店の五宝堂では幅広いジャンルを取り扱っております。
陶芸品、骨董品、絵画、書道具、浮世絵、美術品などその他ジャンルを問わず、お気軽にお問い合わせください。
種類・状態は問わず、どのような浮世絵であっても五宝堂では査定対象となっております。