【吉田遠志(よしだ とおし)について】
生没:1911-1995
吉田遠志は、日本の木版画家であり、特に風景画と動物画で知られています。
彼は、日本の伝統的な木版画技術を受け継ぎつつ、独自の作風を発展させました。
父である吉田博もまた有名な版画家であり、遠志はその影響を強く受けていますが、次第に彼自身の芸術的アイデンティティを確立しました。
作品は、自然や野生動物を主題とするものが多く、特にアフリカや南極など、さまざまな地域を旅しながら取材した動物たちを描いた木版画が有名です。
これらの作品には、動物たちの生命力と自然の壮大さが繊細かつ力強く表現されています。
また、彼は「アフリカの動物絵本シリーズ」という絵本も手掛け、その中で動物たちの物語を温かく描き、国際的な賞も受賞しました。
吉田遠志の作品は、国内外の多くの美術館に所蔵されており、特にニューヨーク近代美術館やボストン美術館など、世界中で高く評価されています。
彼の木版画は、繊細な色彩と構図の美しさが特徴であり、観る者に深い印象を与え続けています。
【木版画の査定ポイント】
葛飾北斎や歌川広重といった有名作家の浮世絵はもちろんのこと、現代木版画も国内外のコレクターから人気を集めています。
版画の査定ポイントの例として、主に以下の4つがあげられます。
・状態が良いかどうか
・有名作家の作品かどうか
・初摺りの作品かどうか
・付属品の有無
このように様々な要素により査定額は異なります。
また、査定を依頼する際に最も重要なのは、「誰に見てもらうか」です。
一般的なリサイクルショップでは、様々な種類がある木版画を正確に評価することは困難です。
選ぶべきは、骨董・美術品を専門に扱う業者です。
これらの業者は、作家ごとの市場動向や、真贋を見分けるノウハウを持っています。
特に「木版画の取り扱い実績」があるかどうかは、信頼性を測るひとつの指標になります。
五宝堂では骨董品・美術品を中心に幅広いお買取品種を取り扱っておりますので、
経験と知識が豊富な査定士の確かな目利きで価値ある品を見極め、ご評価致します。
作家が不明なお品や価値があるか分からないお品でも、査定は無料でございますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。