廣永窯坪島土平作赤絵染付ぐい呑一対

作品名	赤絵染付ぐい呑一対
作家名	廣永窯坪島土平作
買取品目

参考買取価格
10,000円

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この作品について

本日お売りいただきましたのは、廣永窯坪島土平のぐい呑などの酒器。

坪島土平(つぼしまどへい)は、大阪市出身の陶芸家。
実家は呉服商を営み、大阪市立錦城南商業学校を卒業すると、1946年に、川喜田半泥子に師事をしました。
それから作陶活動を始め、大阪高島屋で個展を開催して以降は、毎年、個展を開いています。
2013年に逝去、享年84歳でした。

坪島土平は戦時中、大阪から半泥子の窯場の近くに疎開しました。その事が縁となり、半泥子の手伝いをするようになり、最終的には半泥子の唯一の直弟子であったため、跡継ぎになりました。
また、田口寛とも親交があり、川喜田半泥子の事を語る時には、必ず坪島土平の事が出るというぐらいの関係性です。
土平という号がありますが、この号を名づけたのは半泥子で、本名の苗字の坪島の、坪の字を、左右に分けた物です。

坪島土平の作品の特徴は独特の造形です。その技法により、食器や水指、茶碗、花瓶、香炉を制作しています。
赤絵や色絵や染付の作品を中心に、志野、織部、朝鮮唐津、伊賀などもございます。

川喜田半泥子は坪島圡平らと共に作陶に励み、戦前の千歳山窯と戦後の廣永窯で生涯に生みだした作品は、３万点とも５万点とも言われ、その大半が茶碗と言われております。

坪島土平(1929～2013)

1929年大阪市出身
大阪市立錦城商業学校卒業
1946年川喜田半泥子に師事する
1963年川喜田半泥子没後に廣永陶苑を継承する
1967年大阪高島屋にて個展開催、以降毎年開催
東京日本橋高島屋にて個展開催、以降隔年開催
1968年横浜高島屋にて個展開催、以降隔年開催
1995年大阪高島屋にて30回記念展開催
1998年横浜高島屋にて古希展開催
1999年大阪高島屋にて古希展開催
2000年名古屋高島屋にて個展開催、以降毎年開催
2005年大阪高島屋にて40回記念展開催
2006年大阪高島屋にて喜寿記念展開催
2009年大阪高島屋にて傘寿記念展開催
2012年大阪高島屋にて47回個展開催
2013年死去

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