作家名 | 今泉今右衛門 |
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作品名 | 錦地紋菊形果物皿 |
買取品目 | 茶道具 |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 東京都中央区勝どき |
買取参考価格
10,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
お客様の声
有田焼などの陶芸作品や和楽器の売買するのにどこか良いのかよくわからなかったのですが、電話・メールでの感じも良く、1点1点、丁寧に対応していただき、出来るだけ処分を少なくできたので満足です。また次回もお願いします。
五宝堂スタッフより
本日は、東京都中央区勝どきへ出張買取。
不動産会社様のご紹介で、お引越し前のお片付け整理でお呼びいただきました。
有田焼 今泉今右衛門 錦地紋菊形果物皿 銘々皿 などの茶懐石道具、日本画、琴、三味線などの和楽器が多数ございましたので、1点1点丁寧に対応し、お客様にご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。
今泉今右衛門(いまいずみ いまえもん)は肥前有田の窯家。
焼物の三右衛門(柿右衛門、今右衛門、太郎右衛門)の一つであり、赤絵屋十六軒の一つです。
また、江戸期は鍋島藩の御用赤絵師でした。
江戸後期以降、廃藩置県と共に鍋島藩窯の御用赤絵屋制度が消滅してしまいましたが、
鍋島の技法と伝統は赤絵町の今泉今右衛門家によって復興・継承されております。
今泉今右衛⾨家の歴史は、有⽥の地で初代が⾚絵付を⾏ったことから始まる。
代々その腕を振るってきた今右衛⾨は、寛⽂年間から江⼾時代が終わりを迎えるまで、鍋島藩御⽤⾚絵師として活躍した。
窯を焚き付ける際には、周りに鍋島藩の紋章⼊りの幔幕を張り巡らせ、警護のための藩吏が置かれるほど⼿厚い保護を受けていた。
江戸中期の古文書では、今右衛門家の技術の優秀さを「本朝無類(他に類を見ない)」の色絵としている。
また、優れた⾚絵の技術が他藩へもれるのを防ぐため、その技術は⼀⼦相伝の秘法とされた。
明治になると、10 代今泉今右衛門が本窯を築き、磁器製造に取り組むことで色鍋島の復興に尽力した。
⾊鍋島の特徴は、⽬⽴たないふち周りの部分や⾼台にまで細かな意匠が施された、繊細且つ気品あふれる作⾵にある。
当代14 代今右衛⾨は、⽩抜きの⽂様を描き出す「墨はじき」の伝統技法に着⽬し、これを独⾃に発展させた。
また、51 歳で⼈間国宝に認定された。
さらに、プラチナを使った⽂様にも⼒を⼊れるなど、⾊鍋島のさらなる進化に向けて作品を⽣み出し続けている。
五宝堂では茶道具、煎茶道具の取り扱いを強化しております。お稽古用でもご相談ください。また、尺八、篠笛、龍笛、琵琶、三味線、琴、小鼓、笙 (しょう)などの和楽器や古美術品、骨董品など、幅広く対応させていただきます。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。
【略歴】
1640年 中国より⾚絵の技術が渡来し、初代今泉今右衛⾨も絵付けを⾏った
17世紀後半 鍋島藩御⽤⾚絵師として指名
1868年 ⼤政奉還による廃藩置県で御⽤⾚絵屋制度が消滅
1873年 10 代今泉今右衛⾨が、本窯を築き磁器製造に取り組む
1933年 11 代今泉今右衛⾨が、秩⽗宮家、宮内省より相次いで御⽤命を受ける
1952年 上絵付(⾊鍋島)の技術が、無形⽂化財に選定
1967年 ⾊鍋島の技術が、紫綬褒章を受章
1972年 12 代今泉今右衛⾨が、勲四等旭⽇⼩綬章を受章
1989年 13 代今泉今右衛⾨が⼈間国宝に認定
2002年 14 代今泉今右衛⾨を襲名
2014年 14 代今泉今右衛⾨が⼈間国宝に認定