作家名 | 袋師 土田友湖 |
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作品名 | 紅帛紗 ふくさ |
買取品目 | 茶道具 |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 東京都武蔵野市吉祥寺東町 |
買取参考価格
5,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
お客様の声
遺品整理時に茶道具や和楽器が出てきました。状態も良かったので処分するのではなく五宝堂さんに依頼しました。専門鑑定士が丁寧に査定と価格提示を行ってくれたのでとてもスムーズに進めていただき無事に引き取ってもらうことが出来ました。他にも買い取っていただけそうなものがあるので、また利用させていただきます。
五宝堂スタッフより
本日は、東京都武蔵野市吉祥寺東町へ出張買取。
遺品整理にともないお声かけいただきました。
故人様の生前のご趣味でありました茶道具一式や、茶入、香合、数寄屋袋、袱紗、和楽器などが多数ございましたので、1点1点、丁寧に対応させていただき、お客様にご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。
土田友湖(つちだ ゆうこ)は千家十職の袋師(茶入や茶碗などの道具類を入れる袋を制作する仕事)で代々襲名されており、当代は12代目となっています。
土田家の祖先は元々武士の家系で初代彦根藩主 井伊兵部大輔直政に仕官し、鉄砲組頭を務めていた家系と伝えられています。
後に土田家の初代となる土田友湖は、本来家督を継ぐ予定であった実母が早くに亡くなったため、家督を継母の子に譲り武士を廃業することとなりました。
廃業後は京で商人となり西陣の仲買をしていましたが、近隣に住む袋師・亀岡家に通い袋師の技術を学びました。
元々器用だったこともあり、亀岡家三代 亀岡宗理に認められ奥義秘伝一切を伝授されます。
その後、師である宗理が藤堂家の茶頭になり、家業のすべてを土田友湖に譲ったことで、袋師土田家が始まることとなりました。
さらに表千家六代 覚々斎に引き立てられ、茶道の千家に指定された茶道具類をつくる世襲の家柄、「千家十職」として千家に出入りするようになりました。
武士の家系から商人となり、商人から袋師へと数奇な過程で袋師となった土田家ですが、千家十職に加わるなど素晴らしい評価を得られているのは、確かな技術があったことを裏付けています。
袋師の仕事というのは、茶道における袋に関することの一切を担います。茶入れの仕服・帛紗に始まり・染帛紗・茶壷飾り紐・敷絹・糸組物など他にも上げればいくらでも出てきます。
茶道における袋はそれほどまでに大切なものであり、密接なものなのです。
地味に感じてしまう袋師という仕事は、茶道における道具を包むものとしての役割だけでなく、当たり前にあるものだからこそ違いを生むアクセントになることができるものなのです。
【作品の特徴とその魅力】
土田友湖の作品には、仕覆(しふく)や帛紗(ふくさ)、角帯などがあります。
仕覆とは、茶入や茶碗などの茶道具を入れる袋のことです。
仕覆には、裂地(きれじ)と呼ばれる生地を使います。
裂地には、金箔を用いた金襴(きんらん)や、銀糸を使う銀欄、光沢のある緞子(どんす)など、さまざまな織り方があります。
仕覆や帛紗は、茶道具を入れる目的だけでなく、それ自体が使う人の格式を表しており、身分に相応しい袋を使用するのが習わしです。
土田友湖の作品は、茶道具の存在を損なわず、なおかつ華やかで格式高いデザインをしています。
五宝堂では茶道具、煎茶道具の取り扱いを強化しております。お稽古用でもご相談ください。また、尺八、篠笛、龍笛、琵琶、三味線、琴、小鼓、笙 (しょう)などの和楽器や古美術品、骨董品など、幅広く鑑定させていただきます。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。
土田友湖歴代
初代 土田友湖
半四郎 元禄2年~明和2年(1689-1765)
二代 土田友湖
半四郎 享保17年~宝暦7年(1732-1757)
三代 土田友湖
半四郎 延享4年~天明4年(1747-1784)
四代 土田友湖
くに 享保5年~享和元年(1720-1801)
五代 土田友湖
半四郎 安永8年~文政8年(1779-1825)
六代 土田友湖
半四郎 文化元年~明治16年(1804-1883)
七代 土田友湖
半四郎 天保7年~明治44年(1836-1911)
八代 土田友湖
半四郎 文久2年~明治44年(1862-1911)
九代 土田友湖
半四郎 明治26年~大正3年(1893-1914)
十代 土田友湖
あさ 万延元年~昭和15年(1860-1940)
十一代 土田友湖
半四郎 明治37年~昭和40年(1904-1965)
十二代 土田友湖
昭和14年~(1939-)