本日は、東京都板橋区へ出張買取。
不動産会社様のご紹介で解体・建て替え前のお荷物整理にともないお声かけいただきました。
龍笛(竜笛)などの雅楽器、岩谷堂箪笥、関西火鉢などの茶道具、煎茶道具が多数ございましたので、お客様にご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。
本日お売りいただきました龍笛は、筒は漆塗の蒔絵が施され、頭には菊の御紋付きの珍しい逸品。焼印がありますが、はっきりと読めず、作者不詳となってしまいますが、精一杯の金額にて対応させていただきました。
岩谷堂箪笥は状態も良く、整理タンス、夫婦タンスの2竿を出張にてご対応させていただきました。
雅楽の代表的な楽器といえば笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)の3つがあげられます。
笙は「天から差し込む光」、篳篥は「地上にこだまする人の声」、龍笛は「天と地の間、空を翔ける龍の鳴き声」を表しています。
横笛自体の起源は一説では中央アジアが発祥といわれており、シルクロードを経て中国に伝わり龍笛となり、飛鳥時代に日本に伝来されたといわれています。
千年以上の時を経てもほとんど変化せず、音色もそのまま伝わっているの世界最古の音楽とも言われているのが雅楽で、龍笛ももちろん音色の変化なく、今も多くの方に吹かれています。
また、龍笛は能管、篠笛など和楽器の横笛全般の原型・先祖であるともいわれております。
【龍笛の特徴について】
篠笛や能管など、他の横笛と大きな違いは頭の部分(唄口より上側)に鉛が入っていることです。
重り(鉛)を入れることで音が大きくなるそうです。
龍笛は基本的に唄口、指穴がある部分と、一回り太い頭の部分(鉛が入っている部分)との2本の竹で作られます。
龍笛は篠笛と比べると、唄口も指穴も大きくできており、また剛性が高いため,遠くまでよく通るしっかりした高音の響きがあります。
査定は無料でございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。
大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。
本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。