作家名 | |
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作品名 | 畦地梅太郎の木版画、17弦琴、13弦琴、尺八などの和楽器 |
買取品目 | 版画・リトグラフ |
買取方法 | 出張買取 |
ご依頼地域 | 埼玉県越谷市 |
買取参考価格
220,000円
※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。
五宝堂スタッフより
本日は埼玉県越谷市に出張に行ってきました。
遺品整理に伴うお片付け整理にてお呼びいただきました。
畦地梅太郎の木版画、17弦琴、13弦琴、尺八などの和楽器がありましたので、現在の市場価値を説明させていただきながら、1点1点丁寧に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
畦地梅太郎(あぜち うめたろう)について
明治~平成にかけて活躍した木版画家界の巨匠。
創作版画家として全国の山々や山男をモチーフに独自の世界を確立しました。「山の版画家」と呼ばれ、単純にして重厚、人間味豊かな作風が特徴的です。
極限までにシンプルにデザイン化された人物描写は一見イラストの様に見えるかもしれませんが、目で見えるものを写すだけが芸術作品ではないと教えられます。畦地が見た対象物は余分な部分をそぎ落とし、凝縮された作品として完成しています。
木版で摺られた木の温かみと、畦地が表現するシンプルな構成がマッチしています。近年ではアパレルのデザインなどに採用されるなど、芸術の枠を超えて広がりを見せています。
五宝堂では、畦地梅太郎の木版画をはじめ、
リトグラフ、シルクスクリーンなどの絵画全般をお取り扱いしております。
また、和楽器・掛軸・茶道具・陶器類・書道具・日本画など、幅広い骨董品、古美術品をお取扱いしておりますので、ご実家・ご自宅の整理でお困りな事などございましたらお気軽にご相談ください。
本日は五宝堂をご指名くださり、誠にありがとうございました。
略歴
1902年 愛媛県北宇和郡二名村(現宇和島市三間町)に生まれる
1924年 油彩によるグループ展を宇和島で開催
1926年 内閣印刷局で鉛版で版画を作る
版画家平塚運一氏の指導を受け、恩地孝四郎氏」の影響を受ける
1927年 日本創作版画協会第七回展に(宇和島郊外風景)
鉛版(目白風景)を出品し入選する
油彩版画の個展を二名尋常小学校で開催
1930年 第二回内国美術展覧会(橋)を出品 国際賞を受賞
帝国美術院第11回展(小名木川附近)が入選する
1931年 日本創作版画協会・洋風版画会と無所属の版画家により、
日本版画協会が設立され、のち会員、会務委員となり
日本版画協会の維持・発展に尽力する
1935年 畦地 梅太郎版画展を宇和島、八幡浜で開催
1937年 国画会第12回展(東京都美術館)
(入江)(八幡浜港)(山)を出品し国画奨励賞を受賞
1940年 国画会第15回展(東京府美術館)に(裏石鎚山)(三坂峠)
(大野ヶ原遠望)を出品し、二度めの国画奨励賞を受賞
1943年 国画会第18回展(東京府美術館)
(山湖)(雪嶺)を出品、会友に推挙される
1944年 国画会会員となる
1956年 第4回ルガノ国際版画展に出品
畦地梅太郎版画展を宇和島、三間町、吉田町、御荘町で開催
1959年 米国イリノイ州シカゴ市で個展開催
1962年 第3回東京国際版画ビエンナーレ展(国立近代美術館)に出品
1973年 畦地梅太郎「とぼとぼ50年」愛媛県立美術館で開催
文化庁主催の近代日本の版画展(栃木県立美術館)に出品
1976年 日本版画協会名誉会員になる
1985年 愛媛新聞社賞受賞 愛媛県教育文化賞受賞
1986年 三間町名誉町民
1988年 南海放送サンパークに畦地梅太郎記念館開館
1993年 よんでん芸術文化賞受賞
1998年 町田市名誉市民
1999年 逝去
2001年 町田市立国際版画美術館で生誕100年記念展開催