こんにちは。骨董品・古美術品買取専門店の五宝堂でございます。
本日は遺品整理のご依頼で、東京都千代田区へ出張しました。明治時代に活躍した浮世絵師の木版画作品を中心に拝見させていただき、お客様にご満足いただける金額にてお譲りいただきました。
【明治時代に活躍した浮世絵師について】
①月岡芳年(つきおかよしとし)
明治を代表する浮世絵師と言っても過言ではない月岡芳年。
江戸時代末期から明治時代にかけて活躍しました。
人気浮世絵師 歌川国芳を師匠に持ち、数多くの作品を世に生み出しました。
②河鍋暁斎(かわなべきょうさい)
幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師であり日本画家でもある「河鍋暁斎」。
幼い頃から絵を描くことが大好きで、7歳という若さで歌川国芳から浮世絵を学び、のちには狩野派の絵をしっかりと学んだ天才絵師です。
「画鬼」と呼ばれた河鍋暁斎の作品は、日本絵史上最大の画派である狩野派の流れを浮世絵に取り入れた独特な世界観を持っています。正統派の水墨画や動物画、美人画に妖怪画などの異ジャンルを組み合わせ見事に描き上げた作品たちは圧巻です。
③小林清親(こばやしきよちか)
長い浮世絵ブームも下火になりつつあった明治時代に「最後の浮世絵師」と言われた浮世絵師が「小林清親」。
清親は、光と影を効果的に用いた技法「光線画」を確立したことで知られています。
夜空や月、灯りなどを描いた風景画が多く、光と影のコントラストが美しく繊細な作品で人気を博しました。
西洋画の手法を版画というジャンルに取り入れた点も魅力の一つ。西洋の水彩画にも似た情緒あふれる水々しい風景を描いているのが特徴です。
④豊原国周(とよはらくにちか)
幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師「豊原国周」。
とりわけ、歌舞伎役者を描いた役者絵が多くあります。当時活躍していた人気役者たちの絵を書き残した国周は、「明治の写楽」とも呼ばれているそうです。
⑤楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)
歌川国芳、三代歌川豊国、豊原国周の3人の大物浮世絵師を師匠に持っていました。
浮世絵師である一方、戊辰戦争で戦った武士でもあった周延。細かい描写に臨場感溢れる戦争絵は、実際の戦争を経験した周延ならではのものです。
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本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。