千住博や藤城清治のリトグラフ、ヒロ・ヤマガタのシルクスクリーンなどコレクション整理 東京都渋谷区恵比寿のお客様より

本日は東京都渋谷区恵比寿に出張してきました。

海外転勤に伴い、長年集めてきたリトグラフやシルクスクリーンなどの絵画作品を整理したいとのご依頼でお呼びいただきました。

事前にメールで査定させていただいておりましたので、ヤケやシミ、額の状態、保証書の有無など、最終確認をさせていただき、お客様にご満足いただける金額にてすべてお譲りいただきました。

絵画作品は、長年放置されてしまうと、経年によるイタミが出やすいお品物です。シミ、汚れ、焼け、退色等があるかないかで、買取査定が左右されますので、ご売却が決まりましたら、早めに売りに出すのが高値で売るポイントです。

作家や作品などジャンルを問わず様々な作品を拝見させていただいていますので、処分などをご検討の方はまずは五宝堂へご相談下さい。

大量にあってもお任せ下さい。蔵の整理、遺品整理などの際には喜んでお伺いいたします。現地に無料でお伺いしてご対応致します。

本日は五宝堂をご指名いただき、誠にありがとうございました。

千住博(せんじゅう ひろし)

千住博は1958年に生まれた日本画家です。

現在はニューヨークを中心に活動していますが、国内はもちろん海外でも非常に評価の高い作品を数多く生み出しています。

モダンで独創的でありながら、綿密で美しい日本的な美をしっかりと描写するとともに、斬新と伝統を絶妙なバランスで表現した唯一無二の構図が千住博の人気の理由です。

なかでも代表作「ウォーターフォール」はその真骨頂といわれ、白い背景に墨で滝を表現する斬新な表現方法で描かれた作品として有名です。

シンプルな構図の中に凝縮された様々な感情や美、清冽さなどから想像を越えた完全なる芸術作品として高く評価され、1995年にはヴェネツィア・ビエンナーレで名誉賞を受賞しています。

また、1997年には大徳寺聚光院の依頼により襖絵制作に取り掛かり、2002年に伊東別院の襖絵が完成。

その後、2013年に京都本院の襖絵を完成させています。制作を開始した時、千住はまだ30代でしたが、聚光院たっての依頼により、この重責に臨んだといいます。

最近では2018年にも高野山真言宗総本山金剛峯寺の大主殿2部屋の襖絵を完成させるなど、その創作意欲は衰えることはありません。

日本画が有名な千住ですが、もともとは版画家を志していたこともあり、多くの版画作品も手掛けています。

「ウォーターフォール」や「大イチョウ」などは千住の代表作として非常に人気があります。